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工具・治具(Moku-koubou Soutarou)

最終更新日:2006-10-28


罫引(けひき)・・・2005-11-23



 
白書(しらがき)と同様に、主に、木材に正確な線を描くための刃物。
 白書と違い定規板(定規台)、棹(横木)、罫引刃などの複数の部材から構成され、材に、基準となる面から一定距離の線を罫書くのに使用する。


 左のは、筋罫引(すじけひき)と呼ばれるもの。
 一般的には、クサビで、棹を固定するものが多いが、写真のものは、手ネジで固定する構造のもので、非常に使いやすく、私の所有している筋罫引は、全てこのタイプ。
(現状、全部で5個所有。)
 銘は、
富士久(ふじきゅう)

 中と右は、鎌罫引(かまけひき)。
 筋罫引では罫書くことの出来ない凹部の罫書きや、罫引線を正確に止める必要がある場合などに使用。
(筋罫引より、刃先が見やすい。)
 刃が二本付いているので、同時に二本の平行線を引くことが出来るが、その様な使い方をすることは、少ない。
 棹を作業台に叩き付けてることが出来ないため、微調整にはコツが必要。
 銘は、中が
富士久(ふじきゅう)、右は、不明。

 一度調整した罫引は、完全にその寸法が必要無くなるまで、動かさないことが、使用上のポイントであるから、複数の罫引を所有し、使い分けるべきである。
 また、罫引刃の仕込み(取り付け角など)が、罫引線の精度や、使いやすさにも影響するということも、ポイントと言え様。

 定規板(定規台)は、木製(写真のものは、全て、白樫)であるから、永年変化で変形したり、磨耗する。
 つまりは、鉋の下端同様に、削り直しなどの管理が必要であるといえる。
(正確な物作りのためには)

 他に、割罫引(わりけひき)、鑿罫引(のみけひき)、溝罫引(みぞけひき)などがあるが、私は、所有していない。
(必要としていなし。)

【別名:無し】


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