溝鉋(みぞがんな)・・・2005-09-06
敷居などの溝や、小穴などの凹部の底面を削るための鉋。
その種類は数多く、目的によって、形状、名称が異なる。
写真のものは、分類的には、大工決鉋(だいくしゃくりかんな)の一種で、やはり、敷居の溝を削るのが主なる目的の鉋である。
私は、際鉋(きわがんな)の変わりに使える場面がありうると思い購入。
鉋刃の抜き差しは、他の鉋と全く違うので、注意が要る。
また、刃の幅と台の幅の関係が重要で、仕込時にしっかりと、調整する必要がある。
刃の研ぎは、鑿(のみ)のそれに近く、ポイントも類似。
【仕様】
銘は、不明。
台は、赤樫。
二枚鉋(裏金が、クサビとなり、鉋身を固定する)。
【別名:決鉋(さくりかんな)、底取鉋(そこどりかんな)】