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工具・治具(Moku-koubou Soutarou)

最終更新日:2005-11-23


南京鉋用削り台(なんきんがんなようけずりだい)・・・2005-11-23



 主に、南京鉋(なんきんがんな)で、丸棒類(コム、スピンドルなど)などを削る時に使用する削り台。
(正式名称不明。削り台と言うより、万力またはバイスと言うべきかも。)


 長野県で家具作りを学ばれた方が使われていたものを参考にし、自分成りの寸法、構造、材で製作したもの。
(この様な削り台について説明してある文献、書籍類を、私は、見たことがありません。)

 参考にしたものは、建具の木端削りにも使える様になており、万力部が、もっと低く、南京鉋を使用する時は、下の台の部分に座り使用する様になっていました。
 材は、白樫で、スタッドも箱ネジのもので、一般的万力に使われる丈夫なものが使われていました。

 写真の私の製作したものは、椅子(ベンチ)に座り使える様、万力部を高く(長く)しています。
 材は、手持ちの米松などで、製作。
 スタッドは、市販のM10スタッド(寸切り)です。
(一般的万力の様な強靭さは不用であるため、樫である必要も、箱ネジのスタッドである必要も無いと考え、製作し、想定通り、何の支障も無く使用出来ています。)


 使い方としては、材の端を万力の上部に適度な力ではさみ、材のもう一方を、自分の脚の膝(ひざ)で支えて、削ります。
 丸棒などの削りでは、材を削っては回し、また削っては回すという様にするので、万力のはさむ力が強すぎると、いちいち、万力を緩めなくてはいけないので、軽く(適度な力で)はさむのがポイントです。

 以前、どこかの家具作家のサイトで、”一般的な作業台に付いている万力で充分という”コメントを目にしたことがありますが、おそらく、その作家の方は、南京鉋を使いこなしていないから、この様なコメントが出るのだと感じました。
 私自身、この削り台を使い出すまで、南京鉋での削りが思うように行かず、不満を感じており、使い出してから、やっと納得のいく削りが出来る様になりました。

 南京鉋を本当の意味で活用するためには、不可欠と言える道具と言えるでしょう。



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