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木工四方山話(Moku-koubou Soutarou)

最終更新日:2005-11-07


No.022【一枚板と矧ぎ合わせ板のメリットとデメリットについて】・・・2005-11-07


 以下は、椅子の座板について、お客様よりご質問を頂いた折りに、お答えしたものです。
 椅子の座面のみに留まらず、テーブルの天板など、いろいろな木の家具に関係することですので、ご参考になれば・・・。
(一部、補足などを追加しています。)


【一枚板のメリット】
 ・一般的に、高級なイメージで見られる。

 ・矧ぎ合わせ工程が省ける(製品価格、納期に影響)。

 ・矧ぎ切れ(矧ぎ合わせ個所が、割れる)の心配は無い。


【一枚板のデメリット】
 ・必要な幅以上の材が必要であり、生育期間の長い材に制約されるなどの理由で、素材単価が上がる。
 (木の幹があまり大きくならない樹種の材は、広い幅の材とはならない。)
 (輸入材は、輸送の関係上、ある程度の幅に加工して、輸入される場合が多いので、限界がある。)

 ・一般に木材の欠陥と言われる節、変色、虫食いなどがあっても、そこだけを使わないということが出来難い。
 (この欠陥と呼ばれるものを、強度上の問題が無い場合は、アクセントとして使う場合もあります。)


【矧ぎ合わせ板のメリット】
 ・幅の狭い材を使用できるので、素材単価が下がる。

 ・一般に木材の欠陥と言われる節、変色、虫食いなどが有る個所を、除いて使い易い。

 ・木目や、色合いを工夫できる。
 (ブックマッチなどなど。)


【矧ぎ合わせ板のデメリット】
 ・適切な矧ぎ合わせを行わないと、矧ぎ切れ(矧ぎ合わせ個所が、割れる)を起こす場合がある。
 (矧ぎ合わせは、各メーカーの考え・ノウハウ・技術力で、決ります。)
 (正しい矧ぎ合わせの板は、一枚板と同等、もしくは、それ以上の強度を有します。)

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