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木工四方山話(Moku-koubou Soutarou)

最終更新日:2010-11-26


No.041【業務用塗料価格の不思議】・・・2010-11-26

 当方の作品の塗装は、チークオイルによるオイルフィニッシュを標準としている。

 同じオイルフィニッシュと言っても、作り手の考えで、施工方法は、いろいろであると思う。

 私は、オイルをケチることなく、木材が吸いたいと言うだけ充分に吸わせ、時間を充分掛けて乾燥させる。
 そして、また、吸わせて、乾燥と・・・木材の声に耳を傾け、”もういいよ”と、木材が言うまで繰り返す。
 こうすることで、木材色合いに深みがで、また、年数が経っても、白茶けたりし難いからである。

 このため・・・使用するオイルの量は、必然的に多くなる。
 そして塗料の費用は、当方の作品の価格に付加する必要がある。

 ところが、ここ数年、あまりに塗料の購入価格が上昇してきているので、いろいろ調べてみたところ、不思議な事実が分かったので、ここに記しておく。
(ご参考まで。)


 当方で使用している塗料は、Kペイントのチークオイルで、16リットル単位で購入している。

 これまでの、購入価格は、以下である。
 2004年:¥10,290(税込)
 2005年:¥11,550(税込)
 2006年:¥11,480(税込)
 2008年:¥14,700(税込)
 2010年:¥20,160(税込)・・・未購入
(購入先:ホームセンターN)

 数年前の燃料高騰の影響で、塗料全般の価格が上昇したのは知っているが、あまりに上がっているので、Kペイントに問い合わせたところ、メーカーとしては、小売価格を設定しており、HP上に積算価格表として提示しているとのことであり、現在の価格は、¥12,040(税抜)とのことであった。
 これまでの価格上昇については、分からないが、現状¥20,160(税込)という価格で販売している小売業者がいることに、メーカーも驚いていた様である。

 積算価格表とは、これにより塗料の使用量を推定し、塗料にどのくらいの費用が掛かるか見積るためにメーカーが提示してくれているものである。
 ところが、実際には、その価格で購入できないとなれば・・・。

 別の小売店にも問い合わせたが、そこも¥18,000円台の回答であり、メーカーの値段設定はなく、オープン価格だと問屋は言っていると主張。

 ルートにより、中間マージンが発生し、多少価格が違うのは理解できる。
(タバコや、切手、はがき等とはちがうのであるから。)
 しかし、この価格差、それとメーカーと問屋、小売業者の見解の相違は、あんまりである。
 どこかの国の公共工事で、橋1本の値段が、最終的には、10倍にもなっていた・・・というような印象である。

 そこで、Kペイントに、Kペイント特約店を紹介してもらい、見積をお願いしたところ、即答で、積算価格表通りの価格とのこと。
(Kペイントでは、直売はしていない。)
 当然、この特約店に注文をしてきた。

 全ての業務用塗料が、このようことになっているかは、不明であるが、事実としてこのようなことがあることを認識の上、同業者の皆様も、ご注意を!


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