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木工四方山話(Moku-koubou Soutarou)

最終更新日:2016-06-07


No.045【フラッシュ構造について】・・・2016-05-26

 フラッシュ構造とは・・・
 簡単にいうと、木の部材を枠状に配置し芯材とし、両面に合板(ベニヤ)を貼り付けた構造、あるいは、これを構造部材とする家具類の構造のことである。
(合板(ベニヤ)が食パンで、枠状の木の部材が具のサンドイッチ。)

 フラッシュ構造(家具)が、一律、安物であったり、悪いものであるということは無い。
 作り方ひとつで、それこそ、ピンキリである。
(使用する食パン、具材、味付けで、サンドイッチの価値が変わるのと同じ。)

 元々、無垢材のデメリット・・・反る・割れるなど・・・を改善するため開発された 改良木材である、合板(ベニヤ)をうまく活用し、無垢材で作る家具(構造)のデメリット・・・重い・材料が多く要る・作るのに技能・技術を要する・・・を改善するため考え出されたフラッシュ家具(構造)。
 良いところも多いのである。

 ただ、基本形では内部に空間が多いため、何かをぶつけたりすると、簡単に凹む(破損する)し、叩いてみると、コンコンと軽い・安っぽい音がする。
(一般的には、安物ほど、空間が多い。)
 このことに一般(素人)の方々が気づき出し、叩けば簡単に分かるので、敬遠されるようになってくる。

 そこで、メーカーがとった対策は・・・中空としない、もしくは、中空とわかりにくくする。
 要は、叩いても、重厚感のある音がすれば良いのである。

 どうするか・・・芯材の空間のある枠組みをやめ、全面に木材を並べる、集成材・MDF材を全面にいれる。
 あるいは、芯材の空間を何らかの部材で塞ぐ。
一例

 ある意味、売るための企業努力の賜物である。

 いずれも、購入者の要望(デザイン、高級感、価格、機能、重さ・・・)を叶えるための切磋琢磨の結果である。

 どの構造にも、それぞれの良さがあり、購入者が納得・満足するなら、それが一番である。
 そのためには、購入者(素人)が誤解しない、正しい表示・説明が大前提であるといえよう。

 あなたの買ったサンドイッチの食パン、具材が偽られていたら・・・。

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